女性ヘッジファンドマネジャーの運用成績は過去10年で業界平均を20%以上上回っていると、ファイナンシャルニュースが報じた。
HFRIウーマンインデックスによると、女性ファンドマネジャーの2017年の平均運用成績は9.4%、過去10年の合計リターンは70%を超えている。
ヘッジファンド・リサーチによると、すべてのヘッジファンドの昨年の平均運用成績は8.5%、10年間のリターンは50%となる。
要因はいろいろ考えられ、その1つに数の少なさがある。調査会社KPMGがまとめたレポートによると、英国とヨーロッパの4分の1のヘッジファンドは女性ファンドマネジャーがゼロで、アメリカは女性ゼロが44%に及ぶ。
同レポートは男性の同僚との厳しい競争にさらされることも、女性ファンドマネジャーが好成績の理由であるとしている一方で「男女で評価される環境が公平ではない」とも述べている。